欧州債務問題を起因に世界株安

ニューヨーク市場、米新規失業保険申請件数が予想外に増加したことや、
ギリシャ、ポルトガル、スペインの債務問題をめぐる懸念で金融株を筆頭に大きく売られました。
円も大幅に高くなり、日本市場への影響も必至の状態で、スタートとなりました。
日経平均、ニューヨーク安、円高を受けて寄りから大きく下落。
寄った後も徐々に下げましたが、
10：30頃、10000円を試すとまでは行かないところで下げ止まり、
やや持ち直して前引けを迎えました。
上海も低空飛行で、後場も予断を許さない展開。
後場、寄りからちょっと動意付き、12：55まで上昇。
その後再び軟調に転じ、14：10まで下落。
14：20までいったん上昇するも、力なく、引けまで下落。
結局、300円に迫る大幅な下げとなりました。
上海も低空飛行のまま。
この欧州の債務問題が今出てくること、どれだけの人が読めたんでしょう？
いずれにしろ、一月前までとは違って、
悪材料に過剰に反応する地合のようですから、
買い方は慎重にならざるを得ませんね。
欧州の債務問題、中国の金融引き締め、トヨタのリコール、案外と尾を引きますね。
ただ、市場の過熱へのカウンターも相当いいところまできたので、
もう少しの辛抱かと思いますが…
前日好業績発表のトヨタとソニーはこの地合でも小反発したようですね。
直近の動きが好対照だっただけに、面白い動きでした。
もう数日、見守りたいですね。
さて、今晩は、いよいよ米雇用統計ですね。



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